首のシワを取る方法として、2013年5月14日にNHKのあさイチで放送された、リンパマッサージをご紹介させていただきます。
むくみ・たるみ解消の達人として登場したのは、首都大学東京・健康福祉学部教授で理学療法士の竹井仁さん。
リンパとは、体内の老廃物を流してくれる線路のようなものです。
以下を総称して、「リンパ」と呼んでいます。
- リンパ管・・・内臓や皮膚などに網の目状に広がり、全身に張り巡らされている。
- リンパ液・・・リンパ管を流れている血しょうの一部。
- リンパ節・・・全身のリンパ管の合流している部分。
このリンパの流れが悪いと首が太くなり、シワの原因になると言われています。
首にリンパマッサージをすることで、老廃物が流れてスッキリとした首になるというわけですね。
ただ、リンパマッサージは首のシワを取るというより、薄く目立たなくする感じだと思います。
シワが深く刻まれてしまう前に、早めにケアしていきましょう。
実践!首のシワを取るリンパマッサージのやり方
では、首のリンパマッサージの手順です。
まずは、準備運動から。
①鎖骨の裏をほぐす。
手を胸の前でクロスして、中指と人差し指で耳から直線上の鎖骨のくぼみを、軽く回すように押します。
ゆっくりと10回くらい行って下さい。
②首の左右の筋肉をストレッチする。
首を左右交互に倒して、それぞれ5秒間キープします。
肩が浮くようなら、軽く手を添えましょう。
これを5~10回繰り返します。
準備運動が終わったら、首のリンパマッサージに入っていきましょう。
- 口の横に手を添えて、指全体を使って口元から顎の下までやさしくさすります。(5~10回)
- 顎の下から耳の下へ、やさしくさすり上げます。必ず顎を引いた姿勢で行って下さい。(5~10回)
- 耳の下から鎖骨に向かって、やさしくさすり下して下さい。(5~10回)
- 準備運動①(鎖骨の裏をほぐす)を再度行います。
※オイルを使って行ってもOKです。
マッサージが終了したら、常温の水を300ml飲みましょう。
リンパ内の老廃物が排出されて、首のむくみがスッキリしますよ。
リンパマッサージは、正しいやり方で行わないと逆効果になってしまいます。
また、妊娠初期・後期や血圧に以上にある方は、控えるようにして下さい。
もっと詳しく知りたいという方は、竹井仁先生の本を読んでみて下さい。
口角、ほうれい線、シワ、たるみなどの、正しいエクササイズが多数紹介されています。
首を長く見せる姿勢と首のスキンケアについて
この日のあさイチでは、「首のリンパマッサージ」の他に、「首を長く見せる姿勢」や「首のスキンケア」など、興味深い内容が目白押しでした。
首を長く見せる姿勢は、昭和音楽大学教授の小山久美さんが紹介!
首にシワが全くないという、奇跡の50歳です!!
首に負担をかけないためには、「首を長く、まっすぐ伸ばす」という、バレリーナのような姿勢を取ること。
これを心がけるだけで、首のシワを予防・改善することができるのだそうです。
小山さん直伝の「首を長く見せる姿勢」は、以下の通りです。
- 肩甲骨を立てて、少し胸を張り、肩と首を体の中心に置きます。
- お尻をキュッと持ち上げて、おへその下に力を入れます。
- 肩を耳に近づけるように上げ、ストンと落とし、体の力を抜きます。
- 「床を突き刺すように立つ」という意識で、まっすぐに立ちます。
慣れるまでは大変だと思いますが、この姿勢は首のシワを予防・改善するだけでなく、アナタを上品なイメージに見せてくれます。
女性として、ワンランクアップできそうですね!
次に、「首のスキンケア」について。
紹介してくれたのは、皮膚科医・吉木伸子先生です。
首のシワの主な原因は、皮膚のコラーゲン繊維などの老化からくる“たるみ”です。
これに効く成分は、以下の3つだとおっしゃっていました。
- (パルチミン酸)レチノール
- ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビル)
- ナイアシン(ビタミンB3)
レチノールは、コラーゲンを作り出す繊維が細胞に働きかけ、皮膚にハリが出てシワを薄くしてくれます。
ただし、レチノール配合化粧品で赤みが出ることもあります。
その場合は、ビタミンC誘導体やナイアシンが配合されている化粧品を使って下さい。
使い方にも注意が必要です。
必ず手で押さえて、皮膚にのせる感覚でつけて下さい。
また、パッティングの必要もありません。(黒ずみや赤ら顔の原因になります。)
吉木先生が開発している化粧品もありますので、「どの化粧品を選んでいいか分からない!」という方は、参考にしてみて下さい。
この3つの方法で、首のシワの改善には、かなり効果があると思います。
「年だから・・・」と諦めずに、頑張ってトライしていまきしょう!
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